2013年04月18日

障害からの復活 @

NONFIX
愛は覚えている その1

録音スタジオ
今回の番組は彼、
役者 柳浩太郎(27歳)さんがナレーションを担当します。
こんばんは。柳浩太郎です。皆さんにもたとえ記憶を失っても、
忘れられないもの、絶対に忘れたくないものってありますか?


柳浩太郎。当時17歳。
2003年4月、ミュージカル「テニスの王子様」
僕は16歳でスカウトされ、そして17歳のとき人気コミック”テニスの王子様”
の舞台オーディションに挑戦し、主役の越前リョーマ役に合格しました。
この初舞台で役者としての喜びや楽しさを知り、
これから幅広い活躍ができる役者を目指し、歩もうとしていたそんな時でした。

2003年12月、稽古場からの帰り道、突然現れた乗用車に衝突され、
交通事故に遭いました。
後頭部を強打し、意識不明の重体、
意識が戻ったのは事故から一週間後でした。
高次脳機能障害。目に見えない障害とも言われています。
記憶の障害を始め、様々な症状を引き起こす脳の障害です。
そして意識を取り戻した僕のもとに一本のビデオが届きました。
「早く戻ってこい、いつでも待ってる」
「がんばろうぜ!お前のこと待ってるぞ」
「柳、元気出して!がんばって、早く帰ってきてね」
それは僕の復帰を待っているという舞台の仲間たちからのメッセージだったのです。
生きる希望さえなくしていた僕を奮い立たせてくれたのはこの仲間たちの声でした。
そして、事故から一年後の2004年12月。
僕は再び舞台に立ちました。
高次脳機能障害。半身麻痺でろれつも回らず、セリフを覚えられない僕。
そんな僕を仲間たちは全力で支えてくれました。
そして僕はこの舞台で、生涯役者を続けていこうと決意しました。

2012年、事故から9年経った今も役者を続けています。
「今 事故った。血を吹くやつない?」
急に出てきた車にぶつけられ、肘から出血していました。
「俺歩くとき、まっすぐ集中して歩かないと無理なんですよ」
9年前の交通事故で負った高次脳機能障害のため、
僕は二つのことを同時に行うことが苦手です。
だから、歩くことに集中すると、
周りのことが見えなくなり、よく人や物にぶつかります。
今日は一週間後に公演を控えた舞台の稽古。
今回もセリフと格闘中です。
休憩中。
共演者の三上真史さん:どうやっていつも台詞覚えしてるの?
柳さん:動かないと無理。
三上さん:家では?
柳さん:大体こんなんかなって流れ 覚えられない。一人で覚えられたとしても、
稽古場行ったら動きあるから、絶対違うから。
リアクションとかも想像と違うし。稽古やってかないと覚えられない。

今回は10秒を超える長台詞があります。
役者としての勝負の時。でも正直、不安でいっぱいです。


今回から1つの番組を読みやすい様
いくつかに区切ってアップすることにしました。
今回の「愛は覚えている」は柳さんを始めとした
高次脳機能障害を負った方3人のドキュメンタリーです。
まず最初はナレーションも担当されている柳さんの話です。
前回の「僕は障がい役者」から時が経ち、現在の彼の状況が描かれます。
現在も役者として活躍されていますが、やはり障害は重く、
日常生活は苦労されているようです。
この中で出てきた稽古場。
どこかで見たことあると思ったら、私の職場のすぐ裏手にありました。
何度も前を通ってます。
もしかしたら彼とニアミスしていたかもしれません。

その2ではG1で優勝経験のある元騎手、常石勝義さんの話へと続きます。





















ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村




posted by ドキュメントまにあん at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | NONFIX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。