2012年04月13日

NONFIX 〜出口の見えないアラフォー芸人〜

「3ガガヘッズ」
東京渋谷のワハハ本舗に所属する3人組の芸人だ。
2002年に3ガガヘッズを結成。
結成8年目の自称パフォーマンスグループである。
カラフルな全身タイツで、三位一体の芸を見せる。
名前の由来は英語の"GAGA"=おめでたい、バカな奴ら
メンバーは
リーダーのトニー淳(36)
パーマイ雅晴(40)
正源敬三(40)
出口の見えないアラフォーだ。

毎月の収入はおよそ4万円、あの手この手で毎日を生き抜いている。
アルバイト、ひたすら先輩におごってもらう生活、ヒモ・・・
逃れられない借金という現実、3人合わせて1000万円にもなる。

そんな彼らが一発逆転を賭けた挑戦をした。
スコットランドで行われる芸人の祭典「FRINGE(フリンジ)」
世界3大コメディアンフェスティバル。
FRINGEはかつてBLUEMANやがーまるちょばを輩出したイベントで、
そこには世界中から多くのプロモーターが次のスターを求め集まってくる。
この大会へ殴りこみをかけようとというのだ。

海外用のネタを初披露するのは7月12日静岡で行われる単独ライブ。
半月後に迫ったスコットランドの祭典で使うネタがどう評価されるのか気になるところだ。
セリフはすべて英語だったものの感触は上々で一安心。

■FRINGEまであと22日
3人はワハハ本舗の全体公演に参加していた。
リーダーのトニーは公演の空き時間も必死に台本を書いていたが、
他40歳コンビ2人にはあまり焦りはない。
劇団の公演はいつも客でいっぱい。
これは彼らにとっても大きな収入源である。

■FRINGEまであと17日
正源宅。
上京してから10年間、6畳一間家賃3万5千円の部屋に住んでいた。
彼の悩みの種は借金。
総額300万。
もちろん家賃も払えないので大家さんへの謝りの手紙も毎月かかせない。
彼の収入は毎月4万円。
週に5日はアルバイトでしのぐ。

7月23日、香川でのワハハ公演の合間に実家に帰る。
1970年大阪生まれ
離婚によって家計を支えることになった母にかわり、育ててくれたのは祖母だった。
家族は彼の活動の記録を全部残している。
高校卒業後松竹芸能の養成所へ入るも1年で退団。
その後、20歳で自分の劇団を立ち上げ、作、演出を自ら行った。
しかし8年で解散。
2000年にワハワ本舗に拾ってもらった。
それから12年、いまだに家族に恩返しできていないのが負い目だ。
地元での公演は彼にとっての精一杯の親孝行だ。
家族の前で少しだけ胸をはれる1日。

■FRINGEまであと10日
ワハハ本舗にて海外公演のネタを喰始がチェック。
喰の顔が曇る。
3ヶ月練習してきた自信のネタにダメ出しされたことで声を失う3人。

■FRINGEまで残り1週間
途方にくれている3人。
トニーはその夜先輩に話しを聞いた
手一杯だというトニーに対し、甘いんじゃない?と先輩は言う。
トニー宅。
部屋は家賃5万円。
ワハハのファンである大家さんが8万円の家賃を5万円にまけてくれた。
1974年鹿児島出身。
大学卒業後ワハハ本舗へ。
お手伝い期間を経て2000年に正式入団。
その後売れないまま10年。
やはり彼にも借金があり、その額200万円。
彼は節約術に長けている。
夕飯は毎日のように先輩、営業先のお得意様に奢ってもらっている。
手帳には仕事の予定よりも食事の予定がびっしりだ。

パーマイの自宅。
家賃3万22年暮らしている。
漫画やフィギュアを集めている。
1970年静岡生まれ、高校卒業後父親のコネで入社するも1年で退社。
その後1990年ワハハ本舗へ。
5年前に3ガガヘッズに入団。
彼の借金は400万。
休みの日は彼女の自宅へ。
なんと1年前に彼女からのプロポーズがあったそうだ。
しかし、まだ売れていない彼には結婚の意志はない。

■FRINGEまであと4日
3人にサプライズが。
喰や先輩からの思いがけない餞別。
それとともに喰のはからいで公演の最後には観客からエールをもらった。

■出発の日
通常は12時間かかるが、貧乏芸人の彼らは格安便を使い31時間かけていく。
能天気な40代2人はまるで旅行気分。
トニーは準備に追われる。
スコットランドに1ヶ月滞在するための生活費は4万円。
泊まるのはおよそ6畳の8人部屋1泊1800円。
FRINGEはスコットランドのエジンバラで行われる。
2000組のパソーマーが200箇所を超える劇場で1ヶ月に渡りステージを行う。

■初日
3人の評価は微妙だ。
観客も少ない。
翌日プロモーターに売り込みをかけるトニー。
しかし、反応は薄い。

■1ヶ月に渡りステージを行なってきたFRINGEが終了
やはり無謀だったのか。

FRINGEから数ヶ月後
彼らの姿が・・・
大道芸の日本一を決める大会「芸王グランプリ」。
彼らに場違いなのはよくわかっているが参加した。
結果はなんと優勝!!
独創的なアイデアを評価されたらしい。
横浜での路上ライブも開始。
彼らの道は茨の道だが、なにか吹っ切れた感がある。
この日のギャラ1人724円。
やはり現実は甘くない。

40歳の決断。
タイツは絶対脱ぎません。




ワハハ本舗の売れない芸人を時系列で追った今回の番組。
何年か前に見たものと全く同じ内容だったので再放送です。
番組中には年の表示はなく、月しか表示されなかったので気が付かない人もいるかもしれませんね。
なので現在の彼らの年齢も+2、3歳でしょう。

最近はそこそこ名前を聞くようになったので、
彼らもこの当時よりは全然マシな生活を送っていると思います。
以前もワハハ本舗の芸人に密着した番組の感想を書きましたが、芸人の世界は非常に厳しいようですね。
売れるのはほんの一握り、売れない芸人はどうしているんでしょう。
番組中の正源敬三氏の言い訳にまみれた発言の数々には正直腹が立ちました。
40歳になって努力するのを諦め、それを注意されたら言い訳をする・・・
年齢を重ねて上達したのは言い訳をする技術だったのか!
こう書いている私自身もアラフォーなので、彼を反面教師として
自分を戒めて生きていこうと感じました。


















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posted by ドキュメントまにあん at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | NONFIX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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